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不必要な文書の排除
「“文書”に振り回されている感がある」を解決する一つのポイントであると言えます。これまでの規格においてもそれほど多くの文書化を求めてはいませんでしたが、今回の改訂では、これまで以上に文書化に関する要求が減っています。具体的にはたとえば、ISO9001:2008やISO14001:2004では、インシデントの再発防止策を考える是正処置プロセスについて、その実施手順の文書化(ISO9001:2008の8.5.2及び8.5.3、ISO14001の4.5.3)を求めていましたが、ISO9001:2015では「記録こそ残しなさい」と求めるものの(ISO9001:2015の10.2.1、ISO14001:2015の10.1)、手順の文書化までを求めなくなりました(表2参照)。
文書化対象 | ISO9001:2008 | ISO9001:2015(DIS) |
---|---|---|
品質マニュアル | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
文書管理手順 | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
記録管理手順 | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
内部監査手順 | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
不適合製品管理手順 | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
是正処置手順 | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
予防処置手順 | 明確な要求あり | 明確な要求なし |
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