環境活動を行うと、廃棄物処理や、過度の省エネ活動で、企業の経営に悪影響を与えることになる・・・という状況に陥ることもあります。
これでは、環境に優しい企業になったとしても、経営的に大変です。
しかし、先ほどのコピー用紙の話に戻すと、『用紙の使用を少なくするシステム』にすれば自ずと用紙の購入費も削減される、と経営的なメリットもあります。
つまり、ごみが出ないだけでなく、仕入れのためのコストも削減でき、経営や業務面での改善にもつながります。
さらに、組織内の「ムダ」にも注目し、製品開発の段階から廃棄物がでにくい商品を作るなど、業務の効率化、合理化を図るところまで視野に入れたシステムづくりにまで発展させることができます。
ISO 14001:2015は、ISO 9001と基本的には同じ仕組みになっています。